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木の質問・疑問に答えるQ&A
★木材中には異なる種類の水分が存在するの?
木材中には性質の異なる2 種類の水分が存在します。
その2 種類の水分は細胞壁中にあって木材を構成する各種成分と物理化学的に結合している結合水と細胞内の空洞や
細胞壁の隙間にあって、比較的自由に移動できる自由水です。
木材を伐採し、大気中に放置しておくとまず自由水が蒸発し始め、繊維飽和「せんいほうわ」点(含水率約28%)まで来ると、
自由水がすべて蒸発してしまい、次いで結合水が蒸発し始めます。
そして、外気の温度と湿度の条件に見合った水分状態になるまでその蒸発は続き、やがて含水率はほぼ安定します。
この時の含水率を平衡「へいこう」含水率といい、日本では全国の年平均値である15%を平衡含水率としています。
尚、この平衡含水率は樹種に関わらずほぼ一定です。
木材中の自由水が蒸発し切って、繊維飽和点以下になって来てはじめて、細胞壁を構成する各種成分と化学的に結び付いている結合水が蒸発し始めるわけです。
自由水が蒸発している時は木材は収縮せず、含水率が28%を下回ってくると結合水の蒸発が始まり、その結合水が占めていた分だけ木材は収縮していくことになります。
信用樹.COM から抜粋 (株式会社 信用樹 代表 黒岩 典生氏)
木の質問・疑問に答えるQ&A
●家に使われている木も生きているの?
●樹齢100 年の木は100 年使えるの?
●含水率150%なんてあり得ないの?
●木材中には異なる種類の水分が存在するの?
●木は本当に呼吸しているの?
●木は乾燥させなくてもいずれ乾くから大丈夫なの?
●乾燥していない木材を使うとどうなるの?
●乾燥具合は水分計で測れば正確にわかるの?
●天然乾燥材は人工乾燥材より優れているの?
●天然(自然)乾燥は木材に優しいの?
●天然乾燥も人工乾燥も乾燥すればどちらも同じなの?
●KD(人工乾燥)材を使えば間違いないの?
●葉枯らし乾燥させればしっかり乾燥するの?
●新月伐採は本当に効果があるの?
●土台にはヒバや桧を使えば安心なの?
●土台は薬剤処理すれば大丈夫なの?
●年輪幅は強度に関係しないの?
●節は強度には影響を及ぼさないの?
●背割りや割れは強度低下につながるの?
●木材の密度は強度指標にはならないの?
●有名産地材なら丈夫で長持ちなの?
●集成材の強度は無垢材の1.5 倍なの?
●集成材でも200 年住宅が建てられるの?
●無垢材は生き物だから割れたり、反ったりするの?
●木材には調湿機能があるので結露しないの?
岡山・倉敷の多くの人に知って欲しい。
本当に価値のある家とは丈夫で、長持ちで、省エネで手に入れやすい価格であるということ。
それが最終的に「エコ」であるということ。それが「郷-SATO-の家」であるということ。
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